インタファクス通信によると、首相は、ロシアとグルジアの紛争の際にロシアとグルジアに直接の外交関係はなかった、と指摘。
ウクライナとの関係でこのようなシナリオの繰り返しを望んではいないとしながら、この問題に関する最終決定はロシア大統領が取る、と首相。
首相はまた、クリミアでのテロの試みに関与したものは刑事責任を問われるべきであることを指摘。未遂には終わったものの事件は破壊活動であったとの見方を示した。
8月7日にかけての夜、7人からなる工作員のグループがウクライナとの国境に近いクリミアのアルミャンスク近郊へ上陸、ロシア保安庁の特殊部隊がこれを発見。銃撃戦の末、特殊部隊員1人と工作員2人が死亡。残りの5人は生還した。ほとんどがクリミア市民で、そのうち数人かはロシアのパスポートを所持していたが、本物かどうかは確認を要する。
拘束された者はウクライナ国防省中央総局と協力し、そこで上陸訓練も受けたと供述している。また、彼らは自分たち以外にもクリミアへは同様の工作員グループが派遣されている事実を明かした。工作員らは人的被害を出さずにクリミア半島にパニックを広げ「観光業の抹殺」を目的とした一連の爆破を計画していたという。