「スポーツ選手が互いの健闘を讃えあわないなど言語道断だ。これではライバルを尊重していないことになる。」リアノーボスチ通信がアダムス会長の声明を引用して報じた。IOCのこうした反応は水泳で金、銅メダルを受賞した米国選手らが銀メダル獲得のロシアのユリヤ・エフィーモヴァ選手に否定的な態度をとったことに起因して出された。
火曜日9日未明に行われた女子100メートル平泳ぎの後、金メダルを獲ったリリー・キングと銅メダルのケイティ・マイリの両米国選手は表彰式でエフィモワ選手を祝福しなかった。
2014年エフィモワ選手はドーピング検査でアナボリックステロイドの陽性反応が出たため16ヶ月の出場停止処分を受けた。今年3月には禁止薬物メルドニウムの陽性反応が検出されて暫定的に資格停止処分となったが、体内の薬物濃度が許容値を超えなかったため疑いが晴れた。