システムを考案したのはビクトリア大学一般機械工学部のピーター・レシュリー氏を中心とするグループ。威力の弱いレーザーを自動的に「発射」し、夜間飛来するガチョウを脅かすというもの。鳥は緑色のレーザーを怖がることが判明した。
レシュリー氏は次のように述べる。
「我々の考案したこの装置は畑の一角に設置すると一晩中、一定の間隔でレーダー光を拡散する仕組み。」
レーダー光といってもこの装置から発せられる光の威力はレーザーポイント以下。自動的に電源が切れる仕組みとなっているのも航空を阻害しないため。
野生のガチョウは夜に飛来して小麦、大麦などの作物を大量に食い荒らす。考案の装置は畑の端に設置するだけで効果を発する。レーザーのプロトタイプの実験は近いうちにも始まる。
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