フィリピン、国連脱退とけん制

© AP Photo / Radio Television Malacanangフィリピンのドゥテルテ大統領
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国連がフィリピンでの麻薬撲滅プログラムの一環の警察による捜査中に起こる殺人が激増していると批判したことを受け、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、フィリピンは国連を脱退する可能性もあると声明した。ロイターが報じた。

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ドゥテルテ大統領は、死亡は警察の行動と関係がないと述べ、国連に事件の調査をより綿密にするよう呼びかけた。同大統領は、国連と同国の近しい同盟国である米国含む国連加盟国を批判し、国連は機能を果たしておらず、「犯罪者の骨の山を心配」していると指摘した。

同大統領はテレビ演説で次のように述べた。

「あなたがたを侮辱したくはないのだが、我われはただたんに国連を脱退することになる可能性もある。なぜ我われがこの馬鹿どもの話を聞かなければならないんだ?」

ドゥエルテ大統領は、国連の代替機関を創立し、中国や他国を招待する可能性も口にした。

同大統領は麻薬に依存している人々、そして麻薬を拡散している人への大規模対策に取り組んでいる。ロイターは、ドゥエルテ大統領の就任時から、麻薬に関係している人900人ほどが殺害されたと指摘している。

先に伝えられたところによると、英国議会は政府より、サウジアラビアを国連人権理事会から排除することを求める投票の実施を要求している。

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