ロイター通信の情報によれば、ロシア代表ではない国際オリンピック委員会(IOC)の少なくとも3人のメンバーが「ロシアにおける体系的なドーピング問題に関する調査に米国が介入した事が、リオデジャネイロ五輪への期待を暗いものにしてしまった」と見ている。米国の行動は、IOCの組織内に反米気運をもたらし、IOCの今後に影を投げかけた。
IOCの消息筋は、ロイター通信記者に対し「2024年の開催地には、ロサンゼルスの他、欧州の3都市が立候補しているが、米国は、IOC内部の数人のメンバーの反米的抗議に直面する危険性がある。IOCの一部のメンバーは、ロシア選手を標的にしたドーピングスキャンダルで非難の先頭に立った米国の役割に激しい怒りを感じている」と伝えた。