それによれば、フランス人は、パリがなかったら15%貧しくなり、英国人は、ロンドンの財政的援助なしには収入の11%が失われるということだ。こうした傾向は、ワルシャワやブリュッセル、ウィーン、マドリッドでも同様だった。
そうした中で、欧州で唯一、別の見方をされているのはベルリンで、新聞The Localによれば、もしドイツがベルリンの財政支援なく残っても、ドイツ国民は貧しくならず、あべこべに、ほんの少しだが0,2%豊かになる、とのことだ。
専門家らは、こうした事実について、かつて多くの巨大企業が、本社をより条件の良い地方に移転させるという事態をもたらした冷戦時代の影響を挙げている。当時ベルリンは、東西に分かれていた。またベルリンの失業率が、ドイツ国内で最も高いうちの一つであることも、理由として指摘されている。
先に伝えられたところによると、ロシアの首都モスクワが2016年、欧州で最も安い観光地リスト入りした。