学者たちは、ラーメンがタバコに代わった原因について、刑務所内でのタバコの禁止ではなく、経費削減による食事の質の低下だと考えている。
学者たちは、2015年5月から2016年5月にかけて米国の刑務所の受刑者と職員およそ60人に話を聞いた。また社会学者たちは、刑務所の代替通貨と、状況が悪化した刑務所に収容されている被収容者の行動を調査した。
学者たちによると、ここ数年間で刑務所では食事の質と量の低下がみられている。その結果、受刑者たちの間では代替通貨として安くて高カロリーの食品である小麦でつくった麺の即席ラーメンが用いられるようになった。ラーメンは衣服、衛生用品、ランドリーサービスとの交換や、ギャンブルの掛け金などとして使われている。
先に伝えられたところによると、ブラジルでは同性愛者用の刑務所が開設された。