シュタインハウアー氏は、音を吸い込むことのできる人工ブラックホールをつくり出すことに成功した。
雑誌Nature Physicsに掲載された報告によると、シュタインハウアー氏はルビジウム原子からなるレーザーを使用した。同氏は、絶対零度近くまで冷却した媒質を介してレーザーを照射した。原子の動きは音速より早かったため、音がこのストリームを介して入り込むのは困難だったという。
シュタインハウアー氏によると、これは音が部分的に「ブラックホール」から押し出されていることを物語っている。
ホーキング博士は1974年、ブラックホールが宇宙で粒子を放射していると提唱した。これは量子力学における光子のような「仮想粒子」のこと。
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