ローズマリー・ロックフォード氏率いる学者たちは、ビクトリア湖近くに位置するケニアのキスム市で大規模な研究を行った。
地元住民の間では、エプスタイン-バーウイルス(EBV)とバーキットリンパ腫(BL)の感染率、発生率が高い他、マラリアの感染例も多い。
学者たちは、妊娠中にマラリアにかかった母親から生まれた子供は、最もバーキットリンパ腫になりやすい体質であることを明らかにした。
学者たちは、「感染率の高さにもかかわらず、エプスタイン — バーウイルスは通常は現れない。だが妊娠中のマラリア感染でウイルスは活性化し、赤ちゃんの体などでたくさんの細胞に感染し、結果、リンパ腫になりやすい素因を与える」と発表した。