3日間にわたって続いた議論の後、過半数にあたる議員61人が罷免に賛成、反対は20人、棄権にまわった議員は誰もいなかった。
これにより大統領職を代行するテメル副大統領が、大統領の義務を完全に担う。
ルセフ氏への罷免投票は、開始数分前に2つに分けて行われることが決まった。
結果、ルセフ大統領の罷免が決まったが、ルセフ氏の政治的権利は維持された。
2015年12月2日ブラジル下院議会の当時の議長エドゥアルド・クーニャ氏がブラジルのルシフ大統領に対する弾劾請求を承認した。
弾劾決議案は4月17日に下院で採択され、5月12日には審議が上院に移った。4月17日にはルセフ大統領は一時的な停職処分を受け、その間ミシェウ・テメル大統領代行画大統領職を務めることになった。
弾劾賛成派はルシフ大統領を「予算ペダリング」、つまり政府予算への支払い差し押さえと、同国の国営石油会社ペトロブラスの上級指導部に対する汚職事件の調査妨害の点で非難している。