三菱 サハリンで天然ガスを原料にしたメタノール生産工場建設へ(写真、動画)

古澤実社長とサハリン州政府のヴェーラ・シェルビナ議長
古澤実社長とサハリン州政府のヴェーラ・シェルビナ議長 - Sputnik 日本
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1日、ウラジオストクで2日に開幕する第2回東方経済フォーラムを前に、ロシアと日本の間で最初の経済協定に調印がなされた。天然ガスを原料にしたメタノール生産工場の建設計画に関する協定に調印したのは、サハリン州政府のヴェーラ・シェルビナ議長とロシア三菱商事会社の古澤実社長。

サハリン州のコジェミャコ知事は「スプートニク」の記者に、協定はメタノール生産工場への投資に関する日本側の真剣さを物語っており、これは工場建設について政府と話をする機会を与えるため、大きな意味を持っていると語った。

ロシア三菱商事会社の古澤実社長とサハリン州のコジェミャコ知事
ロシア三菱商事会社の古澤実社長とサハリン州のコジェミャコ知事 - Sputnik 日本
ロシア三菱商事会社の古澤実社長とサハリン州のコジェミャコ知事

コジェミャコ知事は、協定調印後のブリーフィングで、次のように述べた-

「『三菱』は我々のガスプロジェクトに参加している有名な企業だ。今はガス供給のみではなく、もちろん有難いことに供給は行われているが、サハリン州でのガス加工についても考えることが重要だ。『三菱』は、メタノール生産工場建設プロジェクトを実現する用意のあることを最初に表明した企業だった。同協定は我々にとって、それを基盤に私たちが政府、また石油およびガスの採掘に取り組む機構と話し合うのを可能とするプラットフォームだ。協定は、我々には極めて有名な企業の現実的な投資家がいることを物語っている。」

三菱の工場の原料となるのは、大陸棚プロジェクトの天然ガスになるとみられている。メタノールの輸出国は工場建設後に日本側が決定するが、恐らく、LNG(液化天然ガス)は日本に優先的に供給されると思われる。工場建設計画に関する協定調印に向けた話し合いは、日本とサハリンで半年間にわたって行われた。

9月1日、東方経済フォーラムの場で、サハリン州で経済活動を行うための土地提供と、ウラジオストク自由港で活動を行うことに関する40以上の協定に調印がなされる計画。

先に伝えられたところによると菅官房長官は、露日首脳会談を正式に発表した。

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