まばゆい光の芸術を競う国際「光の輪」フェス、９月２３日からモスクワでスタート

４万平方メートルを越す壁面にはフェスティバルに参加する全アーティストが作り上げた最高解像度のプロジェクション・マッピングショー、3Dグラフィティーが５０分間に渡って史上初めて上映される。

フェスティバルの開催は今年で６度目。ライトデザイン、3Dグラフィック、視聴覚芸術の分野で世界をリードするスペシャリストらが多数参加する。

今回はさらに２つの新たな会場が加わった。ビデオアートの最終コンクール『アートビジョン』には、首都最大のコンサートホールの「イズベスチヤホール」が使われる。また北西部にあるクリラーツカエのグリブノイ運河では噴水、火のトーチ、レーザー、照明機器の他に２つの大規模なビデオ投影が準備されており、ロシアの都市のパノラマ映像や巨大な橋が映し出される。こうした取り合わせは世界でも類がない。

フェスティバルは世界中の光のアーティストらのコラボレーションの場となっている。『アートビジョン』のファイナリストの作品はボリショイ劇場、ベー・デー・エヌ・ハーのメインパビリオンの正面の壁を画面に紹介される。

昨年2015年の参加申請は世界26カ国から120件を超えた。コンクールではロシア、ハンガリー、スペイン、日本、チリのデザイナーが受賞。厳格な審査は世界をリードするライトデザイン、建築、ビデオアートのプロたちによって行なわれている。またこうしたプロたちによってデジタルオクトーヴァー･センターを会場に教育プログラムも組織され、最新技術やアートの傾向についてレクチャーが企画されている。

『光の輪』の開催期間は9月23日から27日まで。