ヴァセソ長官はインドネシアもフィリピンと同じく犯罪者は死刑に処すと断言。「麻薬密売者の命は意味を持たない。なぜならこれが多くの殺人を引き起こしているからだ。なのになぜ我々がこうした人間の生きる権利を尊重せねばならないのか?」長官はこう問いかけている。
フィリピンではドゥテルテ大統領が5月に就任した初日に国民に向けた演説で麻薬取引者を独自の判断で殺害するよう呼びかけ、殺害した者に対して支援金を支払うことを約束した。
ロイター通信の報道では、フィリピンの麻薬取引者一掃対策で殺害された者の数は9月7日の時点で2400人にのぼっている。このうち警察に殺害された者はおよそ900人。それ以外は司法の裁きなしに殺害されている。
この件については国連がフィリピンへの批判を表した。これに対しドゥテルテ大統領は殺害を停止することを拒否し、国連脱退まで辞さない覚悟を表したものの、後にフィリピン外務省は声明を表し、大統領の脱退宣言は激して出されたものであり、脱退は行なわないことを明らかにしている。
先に伝えられたところによると、日本の警察は中国から154キロの麻薬を密輸したとして台湾からの男を3人を逮捕した。