気象観測センターで働く4人の職員のため、選挙管理委員会のメンバーが、ほぼ一昼夜かけて、このヤマルの最果ての地にやってきた。
選挙管理委員会のゴレリク氏は「投票している間、我々のヘリコプターにシロクマが近づいてきたので、彼らを追い払うため大きな音を立てなくてはならなかった」と述べている。なお島で人間たちを助けてくれたのは、ボツマンという名の犬だけだった。
ヤマル-ネネツ自治管区の特別な僻地での期日前投票は、8月末から開始された。有権者が住む場所までたどり着くために、ボートやオフロードカー、ヘリコプターが使用されている。すでにこれまで、トナカイなどを追って暮らしている遊牧民や僻地労働者7千人以上が投票を済ませた。
先に伝えられたところによると、日本で、青木篤さん(63)が渓流釣りをしていたところ、全長1.9メートルのツキノワグマが目の前に現れた。青木さんはクマを挑発しないようにしたが、それでもクマは襲いかかってきたと青木さんは述べた。