ザッカーバーグ氏とハンセン氏の間の反目の種となった写真にはベトナム戦争のナパーム弾の犠牲になった少女が写されている。この少女は村が焼かれた際に全身火傷を負って死亡したため、裸で映し出されている。
Facebookはヌード写真の掲載禁止を理由にこれを削除したと主張しているが、ハンセン氏は史実としての写真とポルノグラフィーは分ける必要があるとの考えを示している。
この写真はベトナム戦争の悲惨さを最も明確に物語る証拠として知られており、カメラマンのニック・ウット氏はこの写真で1973年、ピューリッツァー賞を受賞している。
ハンセン氏のこの批判に対し、ザッカーバーグ氏の代表らからは現時点ではコメントは出されていない。
先に伝えられたところによると、インドのタミル・ナードゥ州警察は、少女がFacebookに自分のヌード加工写真が掲載されたことを苦に自殺した事件を受け、Facebookを告訴する手段の模索を開始した。