ロンドンの心理学者・性学者ケイト・モイル氏は、ロボットとのセックスという考え方は、例えば、拒否されることを恐れ、人間関係の苦手な多くの人を惹きつける可能性がある、とする。スプートニクのインタビューで同氏は、人が長期間セックスのためにロボットを使用し、ロボットに慣れた場合、彼らはマシンとの関係とは非常に異なる人間との親密な関係を持つことが困難になるとの懸念を表明した。
技術が人間関係に与える影響についてやはりスプートニクのインタビューでロシアの性学者レフ・シチェグロフ氏は、英国での会議開催は歓迎するとしながら、どれほど魅力的なロボットであろうと、人間のために作られたものであろうと、所詮は機械に過ぎぬと述べた。
「技術面で人間に関するすべてのものを学ぶこと、それは科学の直接の課題だ。そのため、科学的見地から、会議は正しい。しかし、ロボットとの真の愛、結婚についての問題は、架空のそれに過ぎぬ。それは単にマスターベーションのメカニズムを高度にしたものに過ぎぬ。感覚、個人的選択や予測不可能な反応を持ち、さらには潜在意識の複雑な精神をもつようなロボットの作成はもちろん原理的に不可能だ」
ではそのような技術が恥ずかしがり屋や自分に自信のない人々が孤独感を克服するのを助け、彼らを幸せにするという一部の専門家の結論はどうだろう。または、少なくとも、一部の人間にとっては、ロボットは真に有益なのではないか。レフ・シチェグロフ氏によると、それ以外の大半の人々にとっては、ハイテク玩具は危険でさえある。
日本は、世界で最もロボット化の進んだ国として知られる。この傾向は感情面で日本にとってどれほど危険なことか。日本の若者はすでに結婚さらにはデート一般をそれほど求めなくなっている。日本の若い男女は財政および感情面で深刻な関係はあまりにも面倒であると考えている。ロボットがはけ口にならない理由があるだろうか。 レフ・シチェグロフ氏は語る。
「日本人にとっては確かに特に危険だ。これは島国精神・心理の特殊性と関連する。それでも私は、日本人は落ち着いて対処すると確信している。日本では今でも様々な性的テーマを落ちてついて話している。例えば、ロシアでわいせつとみなされるものも。日本では、ポルノは、ほとんどすべての店で購入することができる。欧州人なら何とひどいんだと言うに違いない。しかし日本の性犯罪の統計を見れば、日本の性的暴力は他の国と比べてそれほど高くないことがわかる。つまり、非常に個性的なのだ。よって科学者はさまざまな側面を研究しているのだ」
おそらくそのため、英国に今後数年間でセックスロボットによる革新的な売春宿が登場する可能性がある。
ミラーによれば、当局は、それにより違法な売春や性感染症の蔓延などの一連の社会問題を解決できると確信している。
いずれにせよ、いかなる技術革新も、不利益にも利益にもなりうる。メダルの両面だ。どちらをとるかは私たち次第。
英サルフォード大学で #ロボット との #セックス に関する会議が開催。科学者たちは人工知能と人間の #恋愛 さらには結婚の可能性を討議した。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) 13 сентября 2016 г.
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