マルキン報道官は、「金は押収され、現在ロシア中央銀行の金庫室に置かれている。これらの金の出元の調査が行われている」と述べた。
先にマスコミは、ロシアの治安機関が、スイスの銀行のザハルチェンコ容疑者の父親名義の口座に約3億ユーロが入っているとの情報を入手したと報じた。
ロシアのペスコフ大統領報道官は今回の事件について、その額の大きさに驚かされるが、ロシアで汚職対策が行われていることの「あざやかな証拠だ」と述べた。
また報道官は、ロシア内務省が同省の職員に関する汚職調査を率先して行っているため、コロコリツォフ内相の辞職の話はないと指摘した。
9日、ロシアで内務省汚職対策総管理局「T」局の責任者を一時的に務めていたドミトリー・ザハルチェンコが拘束された。ザハルチェンコの姉妹の1人の家宅捜査を行った際に、警察が90億ルーブル(140億円超)を発見した。