カプセルが見つかったのは学校の建物の基礎部分。建物は国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)のものだった。
カプセルは、今は保存されていない給水塔の土台部分の発掘作業の中で見つかった。このカプセルを取り出すには幾多もの困難がたちはだかった。地下水、分厚いコンクリートの壁、しかもナチスらの残していった地雷までは作業を妨げた。
カプセルから出てきたのは古銭、独語の新聞、写真、1933年、町の創建660年祭を祝う当時のファルケンブルグの町を映した映画。
今回のタイムカプセルの発見で地元民の間からは自分たちもタイムカプセルを埋める伝統を引き継ごうという声があげられている。将来の子孫に自分たちの記憶をバトンタッチするため、近く新たなタイムカプセルが埋められるかもしれない。
先に伝えられたところでは、日本の考古学者グループが、世界最古の釣り針を発見した。