彼女によれば「今のところ、引き渡し手続きの正式な日取りについては決まっていないが、おそらく⒑月末か11月初めになる見込みだ。現在、ユジノサハリンスクの日本領事館及び厚生労働省の担当者と交渉中だ」。
また彼女はさらに、次のように伝えた-「日本側に引き渡される遺骨の数は、今のところ明らかではない。今年、サハリンのスミルヌィホフスキイ地区で、6柱の日本兵の遺骨が見つかった。そしてクリル最北端のシュムシュ島で『ロシア捜索運動』のメンバーが、さらに12柱を発見した」。
遺骨引き渡しの公式的な手続きは、これまでの慣例では、スミルヌィホフスキイ地区で行われる。火葬にした後、遺骨は日本へ運ばれ埋葬される。収集された歯の一部は、故人の身元を確認し家族・親族の有無を明らかにするためDNA鑑定に回される。
なお昨年は、ロシア側から日本側に、日本軍人の遺骨31柱が引き渡された。
先に伝えられたところによると、サハリンの捜索隊が、第二次世界大戦時の日本兵5人の遺骨を収集した。