「彼ら(ウクライナ)が隙を与えたとたんに(EUのうち)少なくとも5つの国は今の瞬間にも『対露制裁を破棄したい』と言い出しかねない。」バイデン副大統領はニューヨークの外交問題評議会で演説した中で明らかにした。
バイデン副大統領は2014年以来、自分はウクライナ指導部との電話会談を行い、その度に断固として改革を推し進めるよう呼びかける一方で、独仏伊に対しても対露制裁を温存するよう圧力をかけ続けてきたことを明らかにした。バイデン氏はこの間、こうした毎週の電話会談に2-3時間は費やしていると語っている。
バイデン副大統領は、EUにはウクライナのために共闘する気はないことを認めている。「欧州ではもっぱらこう言われている。『あのなぁ、あれ(ウクライナ)は大統領の交代まではロシアの一部で、あそこにあったのは傀儡だったんだ。大して変わりはないじゃないか。なんだって俺らまでこの制裁に加われって強制するんだよ。』」
先に伝えられたところによりますと、米国は対ロシア制裁リストを再び拡大した。