ロイター通信によればイランに対する提案は今月になって行なわれたもので、今のところ同意は得られていないものの拒否もされていない。
消息筋の話では、サウジアラビアは2016年初頭のレベルまで採掘量を下げる構えだが、その条件としてイランも現在の日量360万バレルのレベルで凍結することを求めている。
これより前イラン政府は、国際制裁が発動される前の日量400万バレルに達するまでは採掘量を増やす構えを明らかにしていた。
ロイター通信の消息筋の1人は、「彼ら(サウジアラビアのこと)は減産に応じる構えだ。だがそのためにはイランが凍結に同意しなければならない」と語っている。
先に伝えられたとろこによると、8月のOPEC諸国の原油生産のレベルは今年5月以来の低水準に落ちた。