オランド大統領によると、カレーの情勢は容認できるものではなく、政府は地元住人の安全と、十分な生活環境を保障する必要がある。
フランス政府が「ジャングル」という名で有名になったこの難民キャンプ問題を解決しようと試みるのはこれが1度目ではない。
今年3月1日、警察が難民キャンプの南部撤去に乗り出した。撤去に際し混乱が起き、警察は難民に対し催涙ガスを用いた。
カレーの難民センターは実質的に難民の町となり、独自の店、学校、宗教施設が存在する。「ジャングル」に住む移民は普通フランスに残ることを目指しておらず、英国領に入ることを目的としている。カレーの住民は1度ならずキャンプを閉鎖し、難民たちを解散させるよう当局に要求した。難民流入が犯罪率の爆発的増加と観光客の減少を引き起こし、結果、レストラン、ホテル経営者やお土産を取り扱うところの収入が減少したのだ。
同時に、カレーの難民援助のNGO「Auberge des migrants」のメンバー、マヤ・コンフォルティさんはスプートニクに、「ジャングル」では愛が芽生える可能性があるとして次のように語った。
「1人のボランティア女性がシリア人男性に、もしくはシリア人男性がボランティアの女性に恋をした。つまり、彼らは恋に落ちて、現在は英国で合法的に幸せに住んでいる」
ソーシャルネットワークでは、ボランティアたちと移民たちの間の性的関係の疑惑についての論争すら起こったが、マヤさんはこの情報を否定した。