受精を依頼したのはヨルダン在住の夫婦。夫婦は妻のほうが非常に稀な遺伝子病である「母性遺伝性リー脳症」にかかっているために子どもを産むことができなかった。
ジョン・チャン医師を長とするアメリカ人医師団は母の卵細胞から核を摘出し、これを別の女性の卵細胞に移植したあと、受精させ、胎児を再び母体へと戻した。
4月6日に誕生した男児はアブラヒム・ハサンと命名された。子どもには夫婦の遺伝子病は伝わらず、健康。ただし米国ではこうした医療の遺伝子への介入は許可されていないため、専門医らはメキシコの病院で処置を行なった。
メキシコ関連のニュースでは、先に300年前に死亡し、教会に安置されていた聖女のミイラが礼拝中に目を開けた事件が報じられ、注目を集めている。