イランのザンガネ石油相によれば、OPECは日量採掘量を3250万~3300万レベルの幅で制限することで合意したものの、数カ国の採掘レベルに関しては未だに確定されておらず、次回のOPECの会合での決定を待たねばならない。次回のOPEC石油相会合は11月30日、ウィーンで行なわれる。
ジリ氏は「割当量がどう分配されるかについては合意はなく、11月まで引き伸ばされている。採掘がフル稼働まで達していないのはサウジアラビア、ナイジェリア、リビア、イランの4カ国。2017年、2018年といった中期的予測で考えると市場が本当の意味で安定する可能性はかなり低い」と語っている。