館長:今年、我々にとってだけでなく、世界中にとって、言うまでもなく大きな出来事になっているのが、ルイ・ヴィトン財団によるシーシキン展です。また2018年には、日本で2つの大きな展覧会を計画していますし、2019年の初めにはプラド美術館200周年展を開きます。こうしたものは、特に意義あるプロジェクトです。
記者:日本では、どんな展覧会を催すのですか?
館長:日本は、私達の伝統的なパートナーです。5年に一度、展覧会をしていますが、プーシキン美術館展は大変人気があり、よく知られています。そして関係は決して一方的なものではありません。モスクワでは、日本の芸術に対する観客の反響は、例外的なものです。私達の日本の同僚達は、この事を高く評価しています。例えば、昨年催した陶芸展には、12万人もの入場者がありました。この事は、そうした種の芸術にとって、とても考えられないことです。この種の芸術は、真剣な心の準備、一定の魂の状態、そして全く表面的でない深い知識を要求するからです。展示会に並行して、たくさんのレクチャーや教育プログラムも行われ、それには私達が予想していたよりもはるかに多くの希望者がありました。2018年には、日本についての定例展覧会を開ければよいと望んでいます。私達は共同でそれを作り上げたいと思っています。そうなれば、絶対に成功するでしょう。そもそも2018年は、大変多様で強力な計画が控えています。ゴヤ展をしますし、エルミタージュと共同でヨルダーンスの大展覧会をします。そしてその後さらに日本美術展があるのです。私達は、世界の美術館として、見に来られる方々に、現代芸術の様々な模範を見ていただくチャンスを与えています。
先に伝えられたところによると、120年前にロシア人作曲家が初めて日本を題材に作ったバレエ音楽「ダイタ」の一部が25日、日本で初演。コンサート「日本、ロシア、音楽の架け橋」の組織者で日本在住の音楽家、ユリヤ・レフ氏がスプートニクに明らかにした。