今後この分野での協力の基盤に置かれるのは、ロシアの「ヴォストートヌィ」基地からの人工衛星打ち上げと宇宙関連テクノジーだ。
ロシアとの経済協力発展問題を担当する世耕弘成(ひろしげ)経済産業相は、来月11月のロシア訪問時に、この問題を討議する作業グループの創設を提案すると見られている。
現在、日本は衛星打ち上げ用に、国産のH-2Aを使用しているが、その稼働は外国産のものに比べかなり高くつくため、日本の専門家らは、毎回の打ち上げ経費を下げることができる新しいモデルH-3を開発中だ。
もし日本が、より安くつくロシア製のロケットの助けを借りて、人工衛星打ち上げを実施できれば、民間通信衛星会社による利用拡大につながると期待されている。