シャンハイデイリー紙の報道によればこの2社が賞味期限切れの食肉を供給していたのは2014年、マクドナルド、KFC、スターバックス、バーガーキング、ピザハットなどのファーストフード店。
上海のテレビ局がシャンハイ・フシフード社工場での隠し撮りカメラを公開したことがきっかけで事件は大きなスキャンダルとなった。テレビでの報道後、警察は160トンもの賞味期限切れ食肉および1000トン以上の食肉製品を押収。捜査の結果、顧客名簿にはおよそ150社が入っていたことが明らかとなった。
マスコミ報道で、工場ではカビで緑色に化した悪臭を放つ食肉が再加工され、冷凍され、新たな賞味期限の日付をつけてパッキングされていた事実がリークされるとマクドナルド、KFCなどフシフードの顧客企業らはフシフードで購入した食品の販売停止を発表。これを受けて日本のマクドナルドも上海から輸入したチキンナゲットの販売を停止したことを明らかにした。
先の報道では、マクドナルドはルクセンブルクにおける税の不払いのため5億ドルの罰金を支払うことは可能。