学者グループは、この半世紀で本質的に平均寿命が延びたため、寿命の上限も延びたはずだと仮定している。一方、国際死亡データ (Human Mortality Database, HMD)のデータ分析後、データベースにある国88%では最長寿命は1980年に到達しており、以降は変化なしだと明らかになった。
「この30年間の寿命の延びは老化テンポに全く影響していない」と老年学者のジェイ・オリシャンスキー氏はコメントした。同氏によると、寿命の平均指標上昇に成功したのは保険と児童の死亡率低下のおかげだ。一方、遺伝子レベルで活動している老化メカニズムには、伝統的な健康への気遣いでは対処できない。少なくとも遺伝子治療が必要だ。長寿の限界として学者たちは125年を名指している。