2021年のスプートニク

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1957年10月4日、ソ連のバイコヌール宇宙基地から世界初の人工衛星が打ち上げられ、「スプートニク(衛星)」という単語が世界の共通語となりました。セルゲイ・コロリョフ、ムスティスラフ・ケルディッシュ、ミハイル・チホヌラヴォフなど、最初の人工衛星の開発には、きわめて有名なロシアの科学者らが携わりました。「スプートニク1号」と呼ばれる最初のソ連の人工衛星打ち上げは宇宙探査の時代の先駆けとなりました。これに続き「スプートニク2号」「スプートニク3号」「スプートニク4号」が軌道に投入されました。

情報空間における情報通信社スプートニクの立ち上げは2014年11月10日正式に発表されました。スプートニク日本編集部は2021年私たちの日本語サイトがどのようになっているかを夢想してみました。

ドミートリー・メリニコフ、アジア諸国向け放送局長

チーム一同スプートニク日本がインターネットの日本セグメントにおいて私たちなりに独自であるようにすることを目指しています。私たちは、一見同居不可能な物事を組み合わせることを試みています。質の高い記事、機動的なニュース報道と、しばしば「ワールドワイド・ウェブの息吹」と呼ばれる教育・娯楽コンテンツ。「インフォテインメント」という用語があります。インフォメーション&エンターテイメントということです。私たちは将来、スプートニクが尊敬する日本の読者の皆さんに対し、他ならぬそのようなコンテンツをお届けできることを願っています。今日の時点で我々はロシアについて語り、世界のニュースに対するロシアの観点をこのようなレベルで日本語で提供する、日本セグメントで唯一の報道機関です。私たちはスプートニクに関心をお寄せくださるすべての読者の皆様に感謝し、皆様が私たちのウェブサイト上で見てみたいと思われる希望をお寄せくださるよう呼びかけたいと思います。

ダリヤ・グリバノフスカヤ、日本課長

数年後のスプートニクをどのように思い描くか?サイトにますます多様なニュースや分析記事が掲載され、ロシアと世界で何が起こっているか、そうした出来事に様々な人がどのように反応しているかを読者が知ることができるようになることを願っています。私たちのチームが引き続き様々な出来事(政治、経済、文化など、どのような分野でも構いません)についての感想を読者の皆様と交換できることを願っています。それもより感動的に、根拠をもって、深く・・・そして心をこめて。何年か経ったら、誰かがスプートニクを引用するとき、すぐに、それが「他が語らないことを語る」、それも質が高く、機動的に、美しく、知的に語るメディアのことであるとわかるようになることを願っています。

マノカナコ、翻訳員

メディア形態の変化で届かなかった声が届くようになった。
これにこそ、遠く離れた日本に本国では報道されない日本のニュースを「明かす」醍醐味もある。
ニュースの翻訳については我々の使命は機械が絶対にできない言語理解の壁を乗り越える手伝いをすること。

何年たとうがこれを誠実にやりつづけている自分の姿だけははっきりと見える。

アントン・シチコフ、編集員、記者

スプートニクは大きな、日本で広く読まれる情報ポータルになると考えています。 スプートニクには極めて多様なコンテンツが載り、あらゆる読者が何事かを見つけられるようになるでしょう。また、私にとっては、私たちのサイトが情報提供の方法という意味で拡大を続け、サイトにより多くのマルチメディアコンテンツが掲載されることも非常に重要です。しかし、何より重要なのは、アクチュアルなテーマに対する現代的な情報提供という点で変わらないことです。

徳山あすか、記者

日露関係の情報はスプートニク日本を見れば全てわかる、という位ロシアに特化しつつも、その上でロシアファンの読者だけでなく、多くの方に訪問してもらえるようなサイトにしていきたいと考えています。スプートニクの特徴は、日本メディアでは得られない情報や、日本メディアでは焦点が当たらないようなテーマをお伝えすることです。ロシアから見た世界や日本の姿を私たちがお届けすることで、読者の皆様が「こういう見方もあったのか」と驚いてくれるようなサイトを目指します。日本人から見ればまだまだベールに包まれている部分の多いロシアですが、私たちのサイトを通して、ロシアを身近に感じて頂ければ嬉しいです。

リュドミラ・サーキャン、記者

予見の才覚を持ち合わせませんので、5〜10年とは言わず、早ければ早いほどよいという意味で、スプートニクの日本語サイトがどのようなものであってほしいかを書きます。

明るく、楽観的で、友好的で、インタラクティブなサイト。可能な限り、軍事的なニュースが少ないサイト。異なる国の軍人同士の友好的な会合というなら話は別ですが。ああ!今ではそれは不可能です。全人類の関心事について書かれた記事が掲載されたサイト。ユーザーたちに、情報を伝えるだけでなく、問題を突きつけるようなサイト。

中村浩章、翻訳員

根本的にはロシア人は同じ人間だと伝えるサイト。誤解を解き、仮に意見が違う場合でもどこに相違点と原因があるかを突き止める一助になるサイト。つまり、政治だけでなく一般ロシア人の日常、考え、行動を報じるサイト。

また、携帯での閲覧がより容易になると期待している。

アレクサンドラ・アリューシナ、編集員、記者

スプートニクが10年後も他のメディアが語らないことを語り続けることを願っています。また、読者の皆さんに、より多くロシアについての情報を提供したいと思います。今のフォーマットを保ちながら、読者とのインターアクティヴィティがより多くなり、ロシアにおける出来事、興味深い場所、文化的イベントに関する興味深いニュースについてより多く伝えるのが理想です。

和田達朗、翻訳員

スプートニクが今後どうなるか。サイトのレイアウトくらいは変わっているかもしれませんが、大筋のところで変化はないでしょう。名称はまさか変化しないでしょう。これ以上のものを考えつくことは誰にもできません。そこでは「他が語らないこと」が語られているでしょう。真に伝える価値のあるニュースのみが伝えられ、真に偏りのない分析が行われ、真に独創的な見解が披露されているでしょう。翼賛、もしくは敵対者の誹謗中傷の道具ではない、為政者の拡声器などではない、国際的な大メディアとして独立性をもち、良識を備え、品格にあふれ、広く認知され、信頼と評価を集める、いわゆる社会の木鐸。こうした既にある特徴は五年後も十年後も変わらず備わっていることでしょう。

タチアナ・フロニ、記者

5〜10年後、スプートニク日本のサイトは、おそらく、より多くのテクノロジーとコミュニケーションを備えているでしょう。ブログやビデオ会議、公開記者会見がより多く行われ、その話題に関心のある読者は好きな時に中継に加わり、そこで直接自分に一番関心があることについて質問を出したり、オンラインでコメントを寄せたりできるようになるでしょう。テクノロジーと思い切った決断によって専門家とサイトの読者をひとつの情報空間で機動的に結びつけることができます。一部のコーナーは我々、すなわち編集部のメンバーとサイト読者の集団的な創作となるでしょう。たとえばスプートニクのみが情報提供向けに創造できるミームの創造について。客観性と創造性、情報伝達の迅速さを組み合わせれば、スプートニクは一番の話し相手となることを運命づけられているようなものです。

 

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