同紙によると、日朝政府関係者の協議は中国東北部の遼寧省大連市で9月3日、4日に行われたという。協議には日本側から3人が参加したが、北朝鮮側の人数は報じられていない。
同紙によると、日本は今回の協議で、日朝が拉致被害者について合意した2014年5月のストックホルム合意で約束された、拉致被害者含む日本人の調査を再開するよう北朝鮮から求めた。一方、北朝鮮側は、調査を行わないと述べた。
先に伝えられたところによると、今年はじめ北朝鮮が核、ミサイル実験をしたことを受け日本政府が対朝制裁を導入したことを理由に、今年2月、北朝鮮は拉致被害者の調査を打ち切るとの声明を出した。
日本政府によると、去年全部で17の日本人がスパイ目的で北朝鮮工作員に拉致された。しかし、多くの日本人失踪も北朝鮮が関与していると日本政府は疑っている。