伝えられるところでは、こうした噴火は36年ぶりで、噴煙が高さ1万1千メートルにまで達している。AP通信は「発表されたビデオによれば、噴火口付近では、あたりをなめるように広がる炎が見える」と報道した。火山に近い阿蘇市内では、火山灰が通りや、駐車している車の上に降り積もっている。周辺の鉄道は一時運休となった。
今回の噴火は、5段階に分けられた警戒レベルのうち3(入山規制)に属する。幸い、負傷者などは出ていない。なお物的損害については、まだ正確な情報は届いていない。
先に伝えられたところによると、フィリピンで1991年に起きたピナツボ火山の噴火は、衛星による海面の高さの誤った計測につながったと、米国の学者が述べた。