はじめにロシアがフランスとスペインの決議案に拒否権を発動し、その後、ロシアは自国の決議案を提出したが、過半数の票を獲得できなかった。
フランスとスペインがまとめた決議案では、アレッポ上空に飛行禁止区域を設定することが規定されている。ロシアは東部の上空のみならず、東から武装勢力の砲撃にさらされている西部の上空にも飛行禁止区域を設定することが提案されたため反対した。また決議案では、同措置が偵察用無人航空機にも関係するのか否かが明らかにされていなかった。
また、テロ組織「ジャブハト・アン・ヌスラ」の戦闘員撤退に関する国連のデミストラ特使の計画を支援するロシアの決議案も否決された。