アントノフ国防次官はまた、露米の合意にそって米国は穏健反体制派とテロリストの線引きを行い、カステッロの道路の封鎖を解かねばならなかったことを指摘している。
「我々は米国の同僚らに我々はどこに位置すべきか、またはどこにいてはならないかを幾度もたずねてきた。ところが相手はいつも黙って何も言わなかった。それだけではない。アサド体制の航空隊を空から下ろし、しかもロシアの航空宇宙軍もシリアでは戦わないよう強いられた。
2つめはカステッロだ。もともとは人道援助物資をアレッポに運ぶためカステッロの道から政府軍と穏健反体制派の軍を同時並行で撤退させることになっていた。シリア政府は9月15-16日、2度、この撤退を試みた。だが米国は、穏健反体制派に政府軍に倣うよう説得できなかった。」
「ロシアは断固としてシリア紛争の軍事的解決はありえないと確信している。政治的野心をすべて捨て、交渉のテーブルにつかねばならない。米国政権側がこれを早く理解すれば、国際社会はより早く勝利するのだ。こうした作業であるならば米国および他の西側諸国との作業を行う構えだ。」