石碑はシローカヤ湾南部の丘斜面にあり、太平洋を向いていた。石碑の高さは180センチで幅は50センチ。太平洋を向いている「表」側には5文字の漢字が掘られてある。スタッフは、発見された石碑は、少クリル列島に定住者が現れた19世紀末から20世紀初め、ユーリ島に移住してきた者により設置されたと仮定している。
もりたせいじ博士によると、この石は葬祭儀式の一部だという。同博士は、石の文字は、「馬」「頭」「観世音」という3つのグループに分かれており、全体では、江戸時代の馬の鎮魂を意味するという。当時、馬は神聖な動物だと考えられていた。
自然保護区スタッフによると、発見物の歴史考古学的価値は議論の余地がなく、保護を必要とする。
先に伝えられたところでは、露大統領報道官は「クリル問題の解決で我々は正しい方向で進んでいる」と述べた。