米国のリモリ博士をリーダーとする研究グループは、数十匹のマウスの行動の変化を追跡調査した。そのさい専門家らは、実験室で、マウスの脳に毎日、宇宙線と同様の光線を浴びせ続け、今回の結論に至った。
米カルフォルニア大学アーバン校のチャールズ・リモニ(Charles Limoli)博士は、次のように述べている-
「ああした影響下に長く滞在すると、中枢神経系の働きに合併症 が生じ、労働生産性が下がり、記憶に問題が出て、不安や憂鬱感が高まり、物事を決定するのが難しくなる。こうした多くのことは、地球帰還後も宇宙飛行士を悩ます可能性がある。」
学者グループの説明によれば、今回の発見は、火星に向かう宇宙船には、荷電粒子から飛行士達を守るしっかりとした装置が備えられなけばならないことを明らかにした、とのことだ。
先の報道では、学者たちの情報によると、近いうちにも火星で大規模な砂嵐が発生する。