イラン代表は2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選で韓国に1対0で勝利した。試合はテヘランのアザディ・スタジアムで行われた。
試合の日がイスラムシーア派にとって重要な、預言者ムハンマドの孫に当たるフセイン師の追悼日、アーシュラーの日と重なったのだ。そのため、スタジアムでも追悼日に則った振る舞いをするようファンたちにも支持があった。
アーシュラー中、シーア派教徒はフセイン師の殉教を悼み、追悼式を行う必要がある。
これに先立ち宗派指導部たちは、殉教追悼行事であるタアズィーヤの日に楽しむことは、スタジアムであれ容認されないとして試合中止を主張していた。一方、主張は聞き入れられなかった。主な論拠となったのは試合中止の場合には、イランサッカー代表たちは国際サッカー連盟による制裁を受ける可能性があり、場合によっては次の2試合で敗退したと認められる可能性すらあったからだ。