シリアのアレッポの状況はここ数ヶ月、急激に悪化。米国とその同盟国らは一般市民および武装反体制派を空爆しているとしてシリア政権とロシアを非難している。これに対しシリアとロシアは、空爆の対象はテロリストに限定されていると力説しており、米国は「穏健反体制派」の部隊に影響力を行使して、彼らがテロリストらから分離するよう仕向けられないとしてこれを非難している。
「リビア、またはイラクがどうであったか、思い出してみようではないか。今日の我々の理解ではこれはもちろん民主主義の手本ではなかった。おそらく、社会構造、国家構造を変えるよう影響を及ぼすことは可能であり必要だったのだろう。だがいずれにしてもあそこ(リビア、イラク)にはテロリズムを示す兆候は一切なかったのだ。」
「この領域(リビア、イラク)からはパリにとっても、フランスのコート・ダジュールにとっても、ベルギーにも、ロシアにも、米国にも脅威となるものは生じていなかった。ところが今やこれはテロの脅威の源ではないか。我々の目的はまさにこうした事態をシリア領域では許さないことにつきる。」プーチン大統領はこう力説した。
なお先に伝えられたところによると、ロシア側は米国のパートナーらに対し、前向きな対応をしたにもかかわらず、米国はシリア停戦の合意を破った。