水曜のブリーフィングで記者は報道官に対し、140人が死亡したイエメンの追悼式典での最近の空爆について尋ねた。イエメンのフーシ派蜂起勢力はサウジアラビア率いる有志連合をこの件につき非難している。
「米国大統領府はこうした件と、当局がシリア、特にアレッポで、ロシア、シリア、イランを非難しているようなこととの間に差異を見出しているのかどうか気になる」と記者。
報道官は明らか混乱をきたし、「何らかの違いはあると思う」と述べた。
報道官はしばし考えた後、サウジ当局は公に事件の調査を発表した、と述べた。その点シリアではすべてが異なっており、シリア政府軍とロシア軍は「意図的に」民間の目標を爆撃し、調査するつもりはない、と報道官。
記者は対して、ロシアはシリアの人道支援車列への攻撃の責任者を見つけるよう呼びかけている、と指摘。報道官は、ロシアはサウジほど「明らかに」それを行ってはいない、と述べた。
記者はまた、米国がシリアの場合には攻撃が「意図的に」行われたことを強調しながら、サウジの場合にはそうしていない、と主張。報道官はそのような発言はしていないと反論した。
報道官はサウジのイエメン爆撃は自己防衛を理由としていたとして正当性を主張した。イランがイエメンの蜂起勢力に供給するミサイルがサウジアラビアを脅かしているのだという。記者は、その論理で言えば米国がサウジやその連合におけるパートナーに供給した武器がイエメン市民を脅かしている、と述べた。