ジェシカ・リーズさん(74)によると、30年ほど前、ニューヨーク行き飛行機のファーストクラスでトランプ氏の隣に座っていたところ、離陸45分ほど後にトランプ氏がアームレストをおろし、リーズさんにつきまとい始めた。
「彼はタコのようで、彼の手は至る所にあった」と述べるリーズさんは、機体尾部に席を変えることを余儀なくされた。
さらにもう1人の女性レイチェル・クルックスさんは、2005年マンハッタンのトランプタワーにオフィスがある「 Bayrock Group」社の秘書として働いていた。当時22歳だったクルックスさんは朝、エレベーターでトランプ氏と出会い、自己紹介をした。彼らは握手しあい、トランプ氏は頬にキスをした。そしてその後、クルックスさんが語るところ、「直接くちびるに」キスをしてきた。これは非常に場違いだった。
トランプ陣営は、トランプ氏がこのように振る舞えたなどという仮定を、「ばかばかしい」とし、ニューヨーク・タイムズを、民主党候補のヒラリー・クリントン氏を助ける試みだと非難した。
先に伝えられたところでは、トランプ候補は女性に関するわいせつな発言をしている会話の録音データが7日、暴露された。トランプ氏は、これに対し、女性達を侮辱したことを謝罪した。