「現時点での全体的な状況は私が思うに非常に悪く、おそらく1973年以来で最悪だ」
この状況は、「一連の出来事」の結果だとし、チュルキン氏は次のように指摘した。
「これはある種の敬意の根本的な欠如と、政治的問題の深い話し合いの欠如だ」
チュルキン氏は、米国とNATOは、東欧をNATOに加盟させることで、「ロシアを犠牲に」して自らの安全保障システムを構築することを決めたと指摘。同氏はまた、ジョージア(グルジア)とウクライナの加盟が決められた、2008年のNATO総会での「超大規模挑発」について述べた。露米関係の転換点となったのはウクライナのクーデーターとそれに続いたドンバスでの紛争だと氏は述べる。
チュルキン氏は、ロシア政府は米国政府との関係修復に関心をいだいていると強調し、「もし米国政権の交代がこれを促進するならば、それは素晴らしいことだ」と述べた。