NATOとロシアとの関係を主に担当することになるゴッテモラー氏は、アレクサンダー・バーシュボウ氏の後継だ。
ゴッテモラー氏は1953年、米オハイオ州で生まれ、ジョージタウン大学とジョージ・ワシントン大学で教育を受けた。すでに当時からソ連の防衛政策と安全保障のテーマを専攻し始めていた。就学中に彼女はロシア語を身につけ、自由に操っている。
1993年、94年にはゴッテモラー氏はクリントン政権の国家安全保障会議で働き、ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナの核軍縮問題を担当していた。
2009年にはオバマ政権で国務長官補佐官を務めた。彼女は2010年に調印された新戦略兵器削減条約(新START)で、ロシアとの交渉責任者を務めていた。