国際的な制裁が同国経済に打撃を与えたとしても、北朝鮮の政治家たちは自らの方針を変えないとラニコフ氏は見ている。
ラニコフ氏は次のように述べた。
「中国は、経済崩壊ではなく、民衆蜂起を目的とした北朝鮮への厳しい締め付け無しには軍縮は手に入れられないと認めている。このような状況に置かれた北朝鮮エリートは、核プログラム放棄は、そのような危機の結果に比べリスクが少ないと決める可能性がある。一方、このような状況下においてさえ北朝鮮は政治的問題を無視し、核兵器発展を続けると仮定する根拠がある」
ラニコフ氏はまた、中国は政権崩壊を必要としていないとし、次のように指摘した。
「中国には核兵器を有している隣国での内戦は必要ない。中国政府は軍事、政治的に介入する必要性に迫られることを望んではおらず、韓国支援のもと朝鮮半島が統一することに反対している」