「1週間前、EU理事会の会議で出された戦略的対露関係の概観は、EUが依然としてグラグマティックで自らの国益に合致し、我々の国に適用できるような路線を構築する構えにないことを示した。」ラヴロフ外相は欧州ビジネス協会との会合の席でこう語った。
先週行なわれたEUサミットではシリアを理由とした新たな対露制裁を発動する決定は採られなかったものの、メルケル独首相、オランド仏大統領、欧州理事会のトゥスク議長といった個々の指導者からは制裁はまだ議題からはずされていない姿勢が示された。
先に、ロシアは米国の対露制裁に対抗して「非対称的」な報復を準備していることを明らかにしている。