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大西さん、地球へお帰りなさい!その時モスクワでは何が?
大西さん、地球へお帰りなさい!その時モスクワでは何が?
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... 2016年10月31日, Sputnik 日本
2016-10-31T01:31+0900
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大西さん、地球へお帰りなさい!その時モスクワでは何が?
30日モスクワ時間6時58分、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉宇宙飛行士は、約115日間にわたるISS(国際宇宙ステーション)での任務を終えて、ロシアのソユーズ宇宙船で地球に帰還した。大西さんとともに帰還したのは、第48次・第49次のISS長期滞在クルーであるロスコスモスの宇宙飛行士アナトーリー・イワニシン船長とNASAの宇宙飛行士キャスリーン・ルビンズさんだ。
大西さんたちが帰還したのはカザフスタンの草原だが、筆者は、帰還の瞬間をモスクワ郊外のコロリョフ市にある「ツープ」という場所で見守った。ツープはロスコスモス(ロシア連邦宇宙局)の宇宙飛行管制センターである。大きなモニターのある部屋は吹き抜けになっており、関係者は2階からモニタールームを見学し、パラシュートで下降する様子の生中継を見たり、帰還への準備状況を随時把握したりすることができる。
三人の帰還は全て予定した通り、順調に行われた。大西さんたちを探すため、飛行機3機、ヘリ12機、捜索救命車6台が投入されたが、この日のカザフスタンは天候も良く、大西さんたちのカプセルはすぐに見つかった。カプセルが着地した瞬間に拍手が沸くかと思いきや、ツープは意外にも静かだった。イワニシンさん、大西さん、ルビンズさんの順番でカプセルから一人ずつ出されたところで名前が読み上げられ、ようやく安堵の拍手が起こった。大西さんは笑顔で手を振り、家族と電話をするなど、元気な様子を見せた。
ツープで、JAXA有人宇宙技術センター長の若田光一宇宙飛行士が取材に答えてくれた。若田さんは昨年12月にカザフスタンで油井亀美也宇宙飛行士を出迎えた。今回は油井さんが、大西さんをカザフスタンで出迎えている。若田さんは、「任務を全うして、本当に素晴らしい活躍をしてくれた」と大西さんの仕事をたたえた。宇宙で行っている、タンパク質の結晶成長の実験など数々の実験は、筋ジストロフィーやインフルエンザ等に対抗する様々な薬を生み出すなど、将来的に私たちの身近な生活に役に立つことを視野に入れている。
若田さんは、日本とロシアの宇宙分野での協力深化への期待について次のように話してくれた。
若田さん「ロシアは非常に重要なパートナーです。今回の大西宇宙飛行士、昨年の油井宇宙飛行士もロシアのソユーズ宇宙船で宇宙へ旅立ちましたし、来年は金井宣茂宇宙飛行士もソユーズ宇宙船で宇宙へ行きます。ロシアは宇宙分野での豊かな経験と技術をもっており、日本にはこれまで培ってきた『きぼう』実験棟や、12月9日に打ち上げられる『こうのとり』6号があります。このような日露の技術を生かして両国が、ISSを含めて将来、世界の宇宙開発の牽引力となっていけるように、我々も努力したいと思います。」