朝日新聞が報じるところ、事故は、女性患者の子宮頚部にレーザーを使った手術を行っていたときに起きた。手術空間に腸内ガスが入り込み、レーザーにより発火したとみられている。
事故の結果、患者は腰回りや足の広範囲にやけどを負った。
外部調査委員会による検証実験を踏まえた報告書によると、手術空間には可燃物質はなかった。
「手術する空間に腸内ガスが入り込んだ状態でレーザー照射により着火、燃焼が広がって最終的にドレープへの着火に結びついた」とまとめているが、厳密な再現実験ができないことから、「可能性の域を脱することができない」という。
先に伝えられたところ、イタリアで医師団が、患者の健康な左腎臓を、悪性腫瘍にかかった右の腎臓と間違って摘出するという事件が起きた。