WHO、不妊の概念変更を否定

© Fotolia / Photocreo BednarekWHOは不妊を障害に分類せず
WHOは不妊を障害に分類せず - Sputnik 日本
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世界保健機関(WHO)は不妊を障害に分類しない構えを表した。これについてWHOは1日、事の次第を説明した文書を発表した。

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インターネットとメディア、不妊、障害者とWHOの取り組みについて理解に窮する
誤認情報を最初に流したのは英国のマスコミ。英国のマスコミは、WHOの新基準では「不妊」を妊娠が出来ない状態だけを指すものではないと報じていた。英国のマスコミ報道では男性、女性の区別なく「性的関係のために適したパートナーを見つける」ことのできない、もしくは性的関係を持たない人間は「障害者と同等と見なされる可能性がある」という記述がなされていた。

(But the new standard suggests that the inability to find a suitable sexual partner — or the lack of sexual relationships which could achieve conception — could be considered an equal disability)。

文書ではWHOは「不妊を、1年またはそれ以上にわたる定期的な性生活で子どもが生まれない場合、生殖システムの疾患とする『疾病及び関連保健問題の国際統計分類』による概念特定を変えることはない」と明言されている。

WHOの発表では、国際生殖補助医療監視機関(ICMART)の用語集作成および不妊、生殖能力の特定作業に関して表された声明が誤解を生む原因となったとされている。

WHOの発表には「ICMARTはWHO職員のコンサルタントであるとはいえ、ICMARTの用語集はWHOの出版物ではない。ICMART用語集の改訂で不妊の概念特定に何らかの変化があったとしても、WHOとしては(不妊というタームの)医学上の特定を堅持し、医療の援助を必要とするという新たな助言には従わない方針」が強調されている。

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