防犯対策や来店客数を数えるため、駐車場やエントランス、エレベーターなどの共有部分にカメラを設置することはあるが、経営者が部屋にカメラを設置することはほぼ確実にないという。それは、営業停止を恐れてのことだ。
ラブホテル経営で必要経費を回収するためには、ビデオ数本では足らず、また、隠しカメラがばれれば即座に営業停止になるため、割に合わないという。
また、従業員が部屋に滞在する時間も管理されており、さらに流通ルートを確保する困難があるため、従業員が部屋にカメラを設置する確率も低い。
時間的な制約からみて最も設置しやすいのは利用客だが、部屋は多ければ1日5、6回も清掃されるため、不自然なところがあればすぐに気づかれるだろうと元従業員は述べる。
元従業員によると、隠しカメラは見たことがないが、注射器が部屋に落ちていたことはあった。
先に伝えられたところによると、日本のホテルに滞在した中国人夫婦が便座を持ち帰った。