世耕経済産業大臣はウリュカエフ経済発展相との交渉で日本企業がロシア領内で行う30のプロジェクトが合意に達したことを明らかにした。
世耕大臣はプロジェクトの大半は審議の段階にあり、自身はまだその内容を明らかにはできないとしながらも「今日の段階でパイロットプロジェクトがある。それはヴォロネジ市。」日本企業はここ最近、積極的に都市環境改善技術を外国に輸出しており、使いやすい交通網、スマートタウンの創設、公共事業経営、都市の自然保護もその一部。世耕大臣は都市に電車の路線をつくることもその一例と列挙。
(11月3日「コメルサント」紙 ミハイル・コロシコ記者)
TV「ロシア24」からの5日のインタビューに世耕大臣はヴォロネジ以外のプロジェクトについて2つめはロシアの産業の生産性の向上に関したものと明かした。合
で10-12のモデル工場が選別されており、そこで日本人専門家らが分析、カイゼンシステムに沿った生産性向上の提案を行う。またロシアを「新たなビジネスを始めるにはすばらしい国」とし、日本のビジネスマンらには根強いステレオタイプを克服するよう呼びかけ。ガルシカ極東発展相によれば日本から極東のプロジェクト及び企業への直接投資はすでに10億ドル。
(アナスタシヤ・ゴスチチェヴァ記者、サミンヴェストル・ル)
マトヴィエンコ氏は「ある段階でクリル諸島での合同経済活動のフォーマットについて合意に達することができると期待している」がこうした合同経済活動は「ロシアの司法権のもとでロシアの法律の範囲で、これらの島に対するロシア連邦の主権から一切退くことなく行なわれねばならない」点を確認。
(「クリル諸島問題」、11月2日、「コメルサント」紙)
サハ(ヤクート)共和国のアレクサンドル・アキモフ上院議員サハ共和国と北海道に熱い視線を注いでいる。大学どうしの交流などの文化、科学交流以外にも本格的な投資経済プロジェクトがすでに存在しているとし、一例としてサハ共和国南部のネリュングリで利権協定を基盤とした生産ゾーンが設けられたことを列挙。
( ロシア上院(連邦会議)の公式サイト、10月31日、A・アキモフ露上院議員、「ヤクートと日本の地方は協力に関心がある」)
イルクーツク郷土博物館「アジアへの窓」で11月9日、イルクーツク州と石川県の姉妹関係50年を記念した展覧会「心の対話」が開催へ。博物館は露日双方が大きな愛情と注意を傾けて展示品を選りすぐり、展覧会を用意したか、民間外交こそが隣国の人たちをよく理解する一助になると確信。イルクーツクでは姉妹関係が開始された翌年の1967年、日本側の協力のおかげでイルクーツク教育外国語大学にこの地域では初の日本語が学習できる夜間のコースがスタートしている。
(11月3日、「バイカル・インフォ」通信社 )