コンサートの模様はTV文化放送で生中継される。
ヴィシネフスカヤさんは1926年レニングラード(現在のサンクト・ペテルブルグ)で誕生。ソ連最高のソプラノ歌手としてボリショイ劇場に君臨していたものの、夫とともに作家ソルジェニーツィンを支援したためソ連を追われて米国へ同盟。ゴルバチョフ政権下で名誉が回復され、帰国。モスクワにオペラセンターを設立して後進の育成に寄与した。
ボリショイ劇場はヴィシネフスカヤさんが20年以上もの間、舞台活動にいそしんだ縁の深い舞台。ヴィシネフスカヤさんを偲んでムソルグスキー、チャイコフスキー、サンサーンス、プッチーニ、ヴェルディー、マスネなど世界の古典歌劇から彼女がレパートリーとした歌が多く歌われる。
出演はソーニャ・イオンチェヴァ、マリヤ・グレギナ、ユリヤ・ゲルツェヴァ、マクヴァラ・カスラシヴィリ、レネ・パペ他、ヴィシネフスカヤさんの教え子のアグンダ・クラエヴァ、オレグ・ドルゴフなど。
ボリショイ劇場交響楽団、主任指揮者のトゥガン・ソヒエフ氏も参加する。