消息筋によれば「『ダーイシュ』の情報機器がアル・バグダリが自分の代行者を司令官の中から選んでいるとのニュースを発表。これはアル・バグダリが死んだ場合、その後継者となる人物ということ。」
消息筋の指摘ではこうした情報の拡散はモスルでは前代未聞。今までは「ダーイシュ」の最高司令部の人間でさえこうしたテーマを取り上げることはできなかった。
消息筋は、「ダーイシュ」内には組織の一連の代表者間の内部分裂への危惧感があるため、現段階ではアル・バグダリの代行者の名は明かされていないと語っている。
7日、イラク軍広報部はアル・バグダリがモスルから150組の家族とともに空爆を避けるために逃げ出したことを明らかにしていた。
イラク北部のモスルは2014年から「ダーイシュ」に占領。モスルの解放作戦は10月17日に開始されて以来、今も続けられている。作戦にはイラク軍、地元の義勇軍、イラク領クルディスタンのクルド人軍事組織「ペシュメルガ」および米国率いる国際有志連合の空軍が加わっている。